国民年金の外国人加入の経緯
老後の社会保障の一環をなす国民年金法は、
未だに外国人差別が残っているといわれています。
そんな中、「難民の地位に関する条約」の批准を迫られるという「外圧」によって
1982年1月1日以来、国民年金法上の国籍条項は撤廃され
在日外国人も国民年金への加入ができるようになりました。
しかし当時、条約加入にあたって、厚生省は、
この条項は留保することを考えていたといわれています。
これは国民年金創設時に在日外国人の中で多数を
占める在日韓国人・朝鮮人の国民年金への加入を
認めなかったことをふまえたものであると思われます。